確定申告しないと不都合なこと 必要なクラウド会計ソフト
行政が所得状況を把握できない
確定申告をする必要がないとき、所得の計算について行政に問い合わせたことがありました。



確定申告しないと不都合なこと
役所に所得状況を伝えれば、確定申告せずに済みますが、気になることもあります。
- 証明書類の不備 : 所得に応じた措置を受けるための書類交付が難しくなります。
- 損失の繰越不可 : 損失分を繰越できず、将来の節税ができません。
以上の懸念を払拭するためにも、確定申告は必要です。
確定申告書類を簡単に作成できるソフトは、よく使う仕訳、計算を保存でき、帳簿作成に時間がかかりません。更新される書類の雛形に対応しているため、申告時期の焦りからも解放されました。日々の収支を把握することを目的に使い続けています。
確定申告ソフト
インストール不要のクラウドアプリ「やよいの青色申告オンライン」を使っています。「クラウド会計ソフトの利用状況調査」MM総研調べ 2021年4月によると、全体の57.0%を弥生が占めています。
試用中に確認したこと
Macでの操作、金融機関とのデータ連携、金融機関の事業用と個人用の設定、期首・期末の計算、取引日、勘定科目、補助科目、取引先、摘要、固定資産の処理、よく使う仕訳の登録、仕訳の検索、帳簿、残高試算表、損益計算書、貸借対照表、確定申告書類作成など。
試用中は、上記調査のシェア2位と3位のソフトも同時に使ってみました。画面の見やすさ、操作のしやすさ、価格のバランスがよかったのは、弥生でした。
仕訳画面の例
試用期間は最大2ヶ月で、無料体験版があります。体験版は、決算、申告、金融機関・レシートのデータを取得する「スマート取引取込」の機能が使えません。全機能を使ってみるために、1年間無料でお試しできる料金プランを申し込みました。次年度からは料金がかかります。
弥生の会計ソフトの選び方
やよいの青色申告オンラインの他にも、弥生関連の会計ソフトがあります。※以下のリンク先は公式ページ。
- 目的から選ぶ : 「業務目的から探す」からソフトを使う目的を絞れます。確定申告の内、青色申告と白色申告選択の参考 : 確定申告あんしんガイド 青色申告とは?白色申告との違いやメリット、条件などを解説
- 機能から選ぶ : 「機能比較表から探す」から必要な機能をみつけることができます。電子帳簿保存法に定められた保存要件を満たす機能の対応状況 : 電子帳簿保存法あんしんガイド 帳簿書類の電磁的記録による保存への対応
やよいの青色申告オンラインの感想
データの互換性がよく、可視化に優れています。
データ移行 弥生データのインポート
試用中に他社の会計ソフトからやよいの青色申告オンラインにデータを移行しました。弥生インポート形式の「取引データと期首残高」をcsvファイルで取り込み完了。
移行元と移行先では環境が違うため、移行先の環境に合わせてデータを調整する必要があります。取り込み前に確認したことは、データサイズ、取引日、勘定科目、金額、取引先、摘要、事業内容、仕訳行数、記述方式など。内容によって、取り込みできないものとその対処が画面に表示され、予想より短時間でできました。
スマート取引取込とMac
金融機関からのデータを取り込む「スマート取引取込」のシステム要件が、Windows 10、Windows 8.1 になっています。Macを使っていますが、動作はします。
一部の金融機関はデスクトップ版(パソコンにソフトをインストールするタイプで、Windowsのみ対応)に限り、データ取得できます。弥生口座自動連携ツールの画面操作に慣れるようにしました。このツールを使い、取引データを取得することもできますが、その代わりに口座情報一括管理サービスの MoneyLook、Moneytree、Zaim と連携することで取得することもできます。使い慣れたサービスであれば、外部サービスとの連携も使いやすく感じました。
確定申告書類作成が親切
書類を作成する際に必要な記入箇所、計算などを確認しながら進められます。間違いなくできている実感がありました。
完成までのステップがわかりやすい
確定申告が必要になる限り、財務状況によって申告方法は変わるかもしれませんが、使い続けます。